寺から里へ(読み)テラカラサトヘ

デジタル大辞泉 「寺から里へ」の意味・読み・例文・類語

寺てらから里さとへ

《檀家から寺へ物を贈るのがあたりまえなのに、寺から檀家へ物を贈る意から》物事が逆であることのたとえ。本末顛倒てんとう。
「―の礼扇、これらは明けずに捨すたりて」〈浮・胸算用・一〉

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関連語 此方

ことわざを知る辞典 「寺から里へ」の解説

寺から里へ

里の檀家から寺へ金品を贈るのがふつうなのに、寺から檀家に物が届けられる。物事があべこべで、立場が逆であることのたとえ。

[使用例] 漢籍なるものは先方むこうから此方こちらへ来るのが当然で三韓交通以来常に我が国へ輸入する一方でありましたのを今度はつまり寺から里へという逆仕事をするのですから随分心配な取引事業でござりまして[三木佐助*玉淵叢話|1902]

[解説] 上方のいろはかるたを通して広く知られていました。「山から里」も同義で、この山は寺のこと。

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