寺今町(読み)てらいまちよう

日本歴史地名大系 「寺今町」の解説

寺今町
てらいまちよう

上京区元誓願寺通大宮東入

東西に元誓願寺もとせいがんじ通、南北猪熊いのくま通が通る。中世村雲むらくもの地。寛永一四年(一六三七)洛中絵図には「今小路丁」のみ記される。寛永一八年以前平安城町並図には東側を「今小路」、西側を「寺西丁」、宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑」は東側を「今小路町」、西側を「寺西殿町」と記す。明治元年(一八六八)合併した(坊目誌)

享保年間(一七一六―三六)菊亭家の別邸があり、その跡を寺としたのが町の北側にある浄土真宗本願寺派(西本願寺)の興徳寺である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android