寺口忍海古墳群(読み)てらぐちおしみこふんぐん

日本歴史地名大系 「寺口忍海古墳群」の解説

寺口忍海古墳群
てらぐちおしみこふんぐん

[現在地名]城市寺口 忍海

葛城かつらぎ山麓の代表的な大群集墳。昭和五九・六〇年(一九八四・八五)新庄しんじよう町の墓地公園造成に先立って約六〇基の古墳が調査された。いずれも一五メートル以内の小円墳で、埋葬施設は横穴式石室である。五世紀後半に造墓が開始され、六世紀後半に最盛期を迎えるが、規模の大きな横穴式石室には追葬が行なわれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android