20世紀日本人名事典 「寺田政明」の解説
寺田 政明
テラダ マサアキ
昭和期の洋画家
- 生年
- 明治45(1912)年1月3日
- 没年
- 平成1(1989)年7月12日
- 出生地
- 福岡県八幡市(現・北九州市)
- 学歴〔年〕
- 太平洋美術学校修了
- 主な受賞名〔年〕
- 独立展独立賞〔昭和37年〕「美しい季節」
- 経歴
- 昭和3年上京、同舟舎絵画研究所を経て、太平洋美術学校で学ぶ。7年独立展に初入選、以後同展の出品を続け、9年からはNOVA展にも出品。11年麻生三郎らとエコル・ド・東京を結成、アヴァン・ガルド芸術家クラブにも参加した。12年「美しい季節」などで独立展協会賞を受賞、13年創紀美術協会を結成するが、翌年解散し美術文化協会結成に合流する。18年新人画会を結成、戦後は25年から自由美術家協会に出品したが、39年退会し、同年主体美術協会を結成、創立会員となる。早くから超現実主義的傾向の作品を描き、代表作に「魔術の創造」「黙思独歩」「親不知海岸」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報