対空標識(読み)たいくうひょうしき(その他表記)air photo signal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「対空標識」の意味・わかりやすい解説

対空標識
たいくうひょうしき
air photo signal

地上の基準点を空中写真に明瞭に表示させるために設置する標識。空中写真の撮影に先立ち,座標値 (位置,高さの) がわかっている三角点,多角点,標定点などに設置する白色または地面とのコントラストで黄色などのベニヤ板かプラスチック板で,密着空中写真上で肉眼識別できる大きさ (縮尺2万分の1では 90cm× 30cm) の板を3~4枚使用し,十字形,Y字形,正方形など,地上 (地面から 20cmの高さ) や樹上に設置される。三角点などの位置から上空視界が不良の場合や背景が不良 (写真に白く写る場所で対空標識の識別が困難になる) のときは,そこから離れた場所に設置する。対空標識は空中三角測量,機械図化など写真測量手掛りとなる。

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