精選版 日本国語大辞典 「封込」の意味・読み・例文・類語
ふうじ‐こ・める【封込】
〘他マ下一〙 ふうじこ・む 〘他マ下二〙
① 封じて中に入れる。閉じこめる。封じる。
② 相手を自由に活動できないようにする。
※エオンタ(1968)〈金井美恵子〉一「体の動きまで封じ込められてしまったように」
③ 神仏の力などで、活動させないようにする。
※青表紙一本源氏(1001‐14頃)若菜下「物の怪に向かひて物語し給はむもかたはらいたければ、ふうじこめて」
ふうじ‐こ・む【封込】
[1] 〘他マ下二〙 ⇒ふうじこめる(封込)
[2] 〘他マ五(四)〙 =ふうじこめる(封込)
ふんじ‐こ・む【封込】
〘他マ下二〙 (「ふうじこむ(封込)」の変化した語) 中に入れて封をする。
※源氏(1001‐14頃)若菜上「願文どもを、大きなるぢんのふばこにふむじこめて」
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