専阿弥陀仏

山川 日本史小辞典 改訂新版 「専阿弥陀仏」の解説

専阿弥陀仏
せんあみだぶつ

生没年不詳。鎌倉時代の画僧西本願寺に伝来する「親鸞(しんらん)聖人像」(鏡御影国宝)の画家として有名。この絵の紙背貼付の紙には,1310年(延慶3)親鸞の曾孫覚如(かくにょ)による墨書の修理銘があり,この絵が,藤原信実の子,専阿弥陀仏の筆であると記す。画家の伝記はほかに伝わらないが,簡潔な描線を引き重ねて像主の面貌の特徴をとらえようとする筆致は,信実に代表される似絵(にせえ)の家系画風に一致する。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む