面貌(読み)メンボウ

デジタル大辞泉 「面貌」の意味・読み・例文・類語

めん‐ぼう〔‐バウ〕【面貌】

顔かたち。顔つき。面相

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精選版 日本国語大辞典 「面貌」の意味・読み・例文・類語

めん‐ぼう‥バウ【面貌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. かおかたち。かおつき。面相。めんみょう。
    1. [初出の実例]「面貌(めんハウ)尋常の人に替て、長の高事一丈五尺、力は五百人が力を合せたり」(出典太平記(14C後)一三)
    2. [その他の文献]〔史記‐田儋伝〕
  3. ある地域様子
    1. [初出の実例]「数々の大建築は、近代ゴート式の風貌で、〈略〉これまた面貌を一新した新東京の新風景である」(出典:新版大東京案内(1929)〈今和次郎〉学芸の東京)

めん‐みょう‥メウ【面貌】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「みょう」は「貌」の呉音 ) =めんぼう(面貌)
    1. [初出の実例]「其の中に人居り、面貌をみず」(出典:日本霊異記(810‐824)下)
    2. 「如意輪観自在尊、御めんみゃうまことに衆生の苦を嘆き給へる御よそをい」(出典:明宿集(1465頃))

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普及版 字通 「面貌」の読み・字形・画数・意味

【面貌】めんぼう(ばう)

顔かたち。〔史記、田伝〕(田横)曰く、~陛下の我を見んと欲する以(ゆゑん)は、一たび吾が面貌を見んと欲するにぎざるのみ。今、陛下洛陽に在り。今、吾が頭を斬らば~形容ほ未だ能く敗れず、るべしと。自剄(じけい)す。

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