将指(読み)しょうし

精選版 日本国語大辞典 「将指」の意味・読み・例文・類語

しょう‐し シャウ‥【将指】

〘名〙 足の親指。手の中指。他の指より大きいところからいう。
台記‐久安元年(1145)閏一〇月二六日「今日割将指」 〔春秋左伝‐定公一四年〕

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普及版 字通 「将指」の読み・字形・画数・意味

【将指】しようし

中指。

字通「将」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の将指の言及

【指】より

…《和漢三才図会》は,指の間を〈扐(ろく)〉(指のまた),指の文(線条)を〈腡(か)〉(指のあよ)と呼ぶ《和名抄》を引用している。各指の名称は〈拇(ぼ)(指)〉(おほおよび),〈食指〉(ひとさしのおよび),〈中指〉(なかのおよび),〈無名指〉(ななしのおよび),〈季指〉(こおよび)で,《和漢三才図会》の説明には〈巨指大指也足大指曰拇 食指人指之指也 将指中指也俗云長高指 無名指俗云紅粉付指 季指小指也〉とあり,さらに足に力をかけるとき大指に最もかかり,手で物をとるとき中指が長くて,それぞれ指の将領だからこれらを〈将指〉というと述べる。示指を食指というのは食事にだけ用いたからで,《春秋左氏伝》宣公に,食指の動いた子公がスッポン料理に相伴(しようばん)させられないのを怒り,指を鼎(かなえ)につけてなめながら退出し,霊公の不興を買う話がある。…

※「将指」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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