小カフカス山脈(読み)しょうカフカスさんみゃく(その他表記)khrebet Malyi Kavkaz

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小カフカス山脈」の意味・わかりやすい解説

小カフカス山脈
しょうカフカスさんみゃく
khrebet Malyi Kavkaz

カフカス地方南部にある山脈ジョージアグルジア),アルメニアアゼルバイジャンの3国にまたがって,北西-南東方向に延び,南はアルメニア南部からトルコ,イランにかけて広がるアルメニア高原に続く。北の大カフカス山脈とはコルヒダ低地とクラ川流域の低地によってへだてられているが,中央部で両低地の分水嶺となっているリフスキー (スラムスキー) 山脈によって結ばれている。西部は著しく褶曲され,火山活動の影響を受けている。東部のギャムイシ山 (3724m) で最高点に達する。斜面はヒツジ放牧や,茶,果樹などの栽培に利用されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む