小中黒(読み)コナカグロ

デジタル大辞泉 「小中黒」の意味・読み・例文・類語

こ‐なかぐろ【小中黒】

わし矢羽で、上下が白くまん中の黒い部分が小さいもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小中黒」の意味・読み・例文・類語

こ‐なかぐろ【小中黒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「中黒」は矢羽の斑(ふ)が上下は白く中央黒色のものをいう ) 鷲(わし)の矢羽の一種。中黒の黒い部分が小形のもの。
    1. [初出の実例]「萌黄のすずしの冑直垂に、小中黒の征矢をぞ負ひたりける」(出典:長門本平家(13C前)一六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android