日本歴史地名大系 「小丹神社」の解説 小丹神社おにじんじや 三重県:津市橋北地区大部田村小丹神社[現在地名]津市上浜町四丁目大部田(おおべた)集落西方の丘陵山腹にある。「延喜式」神名帳の安濃郡「小丹神社」に比定されている。「宗国史」には大梵天王祠とある。主たる祭神は埴安姫命。社伝によると、もと大部田村の東の海岸にあったが、明応七年(一四九八)に大地震によって海没し、志登茂(しとも)川河口北岸の塩屋(しおや)に移ったという。以来その地を「鬼の塩屋」という。「五鈴遺響」は海岸松林の中に通称浜宮という小社があり、「奉造立小丹神社天明八戊申年十一月吉日安芸郡上塩ヤ村神主世古式部」と記した標柱があったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by