小久村(読み)こひさむら

日本歴史地名大系 「小久村」の解説

小久村
こひさむら

[現在地名]いわき市大久町小久おおひさまちこひさ

東流する小久川に沿い、北は大久村、東は久之浜ひさのはま村、南は小山田おやまだ村。南北に狭く、東西に細長い地形で、山に囲まれ、小久川下流周辺にわずかに平地が開ける。地元ではこぴさと発音する。もとは比佐ひさ村のうちであった。楢葉ならは郡に属した。近世領主の変遷は磐城平藩領から延享四年(一七四七)幕府領、安永四年(一七七五)仙台藩預、天明六年(一七八六)幕府直轄領、寛政二年(一七九〇)越後新発田藩領、文政一三年(一八三〇)幕府領、天保七年(一八三六)棚倉藩領、弘化三年(一八四六)幕府領、嘉永四年(一八五一)以降下総多古藩領。文禄四年(一五九五)の四郡検地高目録に「小ひさはまの村」とあり、高五〇六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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