小井田村
こいだむら
[現在地名]上田市大字芳田
殿城山南西麓にある村、集落の上方(東側)を北より南へ吉田堰が通じ、西側には旧吉田堰(童女堰)の末端地域に条里的遺構を残す水田地帯がある。東は山林を隔てて東田沢村(現小県郡東部町大字和)、西は林之郷、南は中吉田村、北は森村と境をなす。
永禄八年(一五六五)一一月武田信玄の諏訪社上社造営再興次第(諏訪大社上社文書)に、「正物合三俵壱斗九升三合田数三町半小井田之分」として、「海野之分」のうち、吉田・林之郷・漆戸などとともに、大宮御門屋の造宮料を課せられた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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