小人町・仲間町(読み)こぶとまち・なかままち

日本歴史地名大系 「小人町・仲間町」の解説

小人町・仲間町
こぶとまち・なかままち

[現在地名]福江市大荒町おおあらちよう 新一番町しんいちばんちよう

福江城の北西、福江川左岸に位置する。寛永一一年(一六三四)福江直りに伴って町割が行われた武家屋敷町の一つで、中間・六尺の居住地とされ、仲間町・六尺ろくしやく町とも称された。延宝六年(一六七八)の諸役付万定書(青方文書)では「小人番役として小川又左衛門掛の小頭二・組子五二が勤めた。在郷でも小人二二人が番役を勤めていた。同八年福江藩主五島盛暢が領内を巡見、定水主町・職人しよくにん町・小人町・足軽あしがる町などを回って、本山もとやま村へ向かっている(「貞方四郎兵衛勝亮書留」五島編年史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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