事典 日本の地域ブランド・名産品 「小佐治もち」の解説
小佐治もち[米麦]
こさじもち
主に甲賀市小佐治地区で生産されている。京都の歌舞伎座の鏡餅の原料にもち米が使われたり、戦後は宮中に毎年このもち米からつくったもちが献上された。かつて琵琶湖の湖底であったため、この地域の水田は強い粘土質で、この土壌により良質のもち米がつくられる。小佐治のもち米でつくられたもちは、絹の織物のようにきめ細かいのが特徴で、粘り気と歯ごたえがある。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報