精選版 日本国語大辞典 「小刀針」の意味・読み・例文・類語
こがたな‐ばり【小刀針】
〘名〙
① 鍼医(はりい)が用いる大きめの針。三稜針(さんりょうしん)。はばり。また、江戸時代安永(一七七二‐八一)の頃、吉原の娼家で、遊女を小刀針で折檻して責め殺した事件が世に広まって、ひどくいじめることや残酷な折檻、仕置をいう。
② 小刀針で突くように辛辣な皮肉をいうこと。
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