小別所村(読み)こべつしよむら

日本歴史地名大系 「小別所村」の解説

小別所村
こべつしよむら

[現在地名]鹿野町小別所

鷲峰じゆうぼう村の北、逢坂おうさか谷の最奥部に位置し、集落は河内こうち川流域と逢坂谷の交わる付近の西山麓にある。北は殿との(現気高町)。拝領高は二〇七石余、本免は六ツ。藪役銀一一匁二分五厘が課せられ(藩史)、石川氏・吉村氏・秋山氏および東館家家臣の増田氏、西館家家臣の日比氏の給地があった(給人所付帳)。「因幡志」によると家数五五。安政五年(一八五八)の村々生高竈数取調帳では生高二六七石余、竈数六七。享保一八年(一七三三)当村を含む逢坂谷の五ヵ村と日置ひおき谷の小畑おばた(現青谷町)の間で両谷境界付近の草山の入会をめぐって争論となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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