小原新村(読み)おはらしんむら

日本歴史地名大系 「小原新村」の解説

小原新村
おはらしんむら

[現在地名]姫路市飾東町小原新しきとうちようおはらしん

飾東郡に所属。あま川上流にある天川あまかわ(谷外内ともいう)の奥に位置し、南は小原村元禄郷帳に小原村枝郷として村名がみえ、高二八石余。姫路藩領として幕末に至る。万治二年(一六五九)加西郡の嘉太夫あるいは助九郎が高五石の地を開発して移住したのに始まるという(飾磨郡誌)。元文二年(一七三七)の村明細帳(上村家文書)によると、寛文八年(一六六八)五石余、同一〇年一石余、同一一年三石余、同一二年三石余、延宝三年(一六七五)四石余と増加して計二七石五斗七升三合となったが、うち八斗五升五合は正徳二年(一七一二)に川欠永引となり、元文二年当時の高二六石余(免三ツ一分)、反別三町八反余のうち下田が二町一反余を占める。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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