日本歴史地名大系 「加西郡」の解説
加西郡
かさいぐん
- 兵庫県:播磨国
- 加西郡
〔中世〕
郡内の庄園・公領には、多可庄・
当郡は古墳文化の花開いた地域であったが、平安末期―鎌倉期に農地の開墾、副葬品の盗掘により古墳の乱掘が進んだ。飢饉や疫病が発生するとこの祟りと考えて、掘出された石棺の蓋に仏を刻んで供養することが行われた。浄土思想と地蔵信仰に基づくものだという。この石棺仏は兵庫県下で約一〇〇基、うち当郡内に二一基があり、加西市
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報