日本歴史地名大系 「小名田村」の解説 小名田村おなだむら 岐阜県:多治見市小名田村[現在地名]多治見市小名田町南流する高田(たかた)川上流山間部にあり、高田川およびその支流金蔵谷(きんぞうだに)川を挟んで東は土岐郡久尻(くじり)村(現土岐市)高田郷。中央を北接する柿下(かきした)村・久々利(くくり)村(現可児市)へ高田街道が通る。尾那田・於名田・小菜田とも記され、永徳三年(一三八三)一一月の室町幕府奉行人封裏寺領目録写(永保寺文書)に「於奈田村」とみえ田二町一段と山野などが永保(えいほう)寺領であった。慶長五年(一六〇〇)旗本馬場昌次に宛行われ、以後幕末まで同領。岩瀬文庫本正保郷帳では七四石余。隣村の高田郷とともに徳利の産地として知られる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by