小周防保(読み)こずおうほ

日本歴史地名大系 「小周防保」の解説

小周防保
こずおうほ

近世の小周防村を領域とすると思われる国衙領

周防本郡ともいわれ、文治二年(一一八六)周防国の国衙領が奈良東大寺に寄進されて以降、東大寺領となった。小周防保は鎌倉時代、内藤氏が地頭職として領知、同氏の本拠地となった。この周防国東大寺領のうち二五町九反が南無阿弥陀仏別所寺(現防府市の阿弥陀寺)の用料となっており、そのなかに「周防本郡一丁」が含まれている(正治二年一一月日「周防阿弥陀寺田畠坪付」周防阿弥陀寺文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android