小周防保(読み)こずおうほ

日本歴史地名大系 「小周防保」の解説

小周防保
こずおうほ

近世の小周防村を領域とすると思われる国衙領

周防本郡ともいわれ、文治二年(一一八六)周防国の国衙領が奈良東大寺に寄進されて以降、東大寺領となった。小周防保は鎌倉時代、内藤氏が地頭職として領知、同氏の本拠地となった。この周防国東大寺領のうち二五町九反が南無阿弥陀仏別所寺(現防府市の阿弥陀寺)の用料となっており、そのなかに「周防本郡一丁」が含まれている(正治二年一一月日「周防阿弥陀寺田畠坪付」周防阿弥陀寺文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む