小地形(読み)しょうちけい(その他表記)Kleinformen

日本大百科全書(ニッポニカ) 「小地形」の意味・わかりやすい解説

小地形
しょうちけい
Kleinformen

侵食堆積(たいせき)作用によって生じた地形狭義)と、小規模のテクトニクス地形を含めた総称広義)。狭義の小地形は、侵食・堆積営力によって、河食・氷食・海岸・乾燥・カルスト地形などに分類され、小規模のテクトニクス地形としては、地震断層崖(がい)・河流オフセット・扇状地崖・山脚末端面・ケルンバットケルンコルなどがある。

[有井琢磨]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の小地形の言及

【地形】より

…日本の例では関東平野,中国山地は大地形としても扱えるから,大地形の概念はかなり幅広い地形の範囲を含む。武蔵野台地などの洪積台地,多摩川低地などの沖積低地は〈中地形〉の規模であり,その中の扇状地,三角州などの地形単位は〈小地形〉と考えてよい。さらに例えば三角州を構成する自然堤防,後背湿地,蛇行跡,砂丘などの地形要素は〈微地形〉である。…

※「小地形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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