小坊主(読み)コボウズ

デジタル大辞泉 「小坊主」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぼうず〔‐バウズ〕【小坊主】

修行中の年少の僧。
少年を、親しんで、また、あなどっていう語。
[類語]小僧

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小坊主」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぼうず ‥バウズ【小坊主】

〘名〙
① 年少の僧。また、小づくりの僧。
浄瑠璃・賀古教信七墓廻(1714頃)三「行衛もしらず名もしらぬうつくしい小坊主が」
浮世草子・万の文反古(1696)一「下女弐人小性弐人小坊主(コボウヅ)壱人」
③ (七、八歳まで髪を長く伸ばさず、奴(やっこ)頭あるいは芥子(けし)坊主頭にしていたところから) 少年を親しみ、または、侮っていう語。
※浮世草子・日本永代蔵(1688)三「十二三のむすめ、六つ七つの小坊主(コボウズ)と」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android