小坪路(読み)こつぼみち

日本歴史地名大系 「小坪路」の解説

小坪路
こつぼみち

鎌倉から小坪(現逗子市)を通って逗子ずし葉山はやま(現三浦郡葉山町)へと抜ける道で、乱橋材木座みだればしざいもくざ村の光明こうみよう寺前から和賀江わかえ飯島いいじまを通って海岸沿いに小坪に行くもの。「吾妻鏡」天福元年(一二三三)八月一八日条に、北条泰時が前浜まえはまで人が殺されているのを発見し、直ちに「武蔵大路、西浜、名越坂、大倉横大路」以下の道路に警戒体制を布いて犯人を捕らえさせたと記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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