デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小堀長順」の解説 小堀長順 こぼり-ちょうじゅん 1700-1771 江戸時代中期の武士。元禄(げんろく)13年生まれ。肥後熊本藩士。養父の肥後古流小堀家2代長斎に茶法をまなび,3代をつぐ。藩の茶道方をつとめ,「茗理(みょうり)正伝」をあらわす。また実父村岡伊太夫に泳ぎをならい,宝暦6年(1756)日本最古の水泳書「踏水訣(けつ)」などをかき,小堀流踏水術をひらいた。明和8年10月12日死去。72歳。名は常春。別号に東渓。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の小堀長順の言及 【水泳】より …(6)水任流 17世紀中ごろ高松藩主松平頼重が今泉八太夫に命じ,水戸の技法を讃岐に合わせて改良したもので,特殊なさかさあおり足を用いる。(7)小堀流 1714年(正徳4)熊本の村岡伊太夫の創始といわれ,その養子小堀長順によって大成された。立体の巻足を基礎とし,踏水術とも呼ばれる。… ※「小堀長順」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by