デジタル大辞泉 「小売物価統計」の意味・読み・例文・類語 こうりぶっか‐とうけい【小売物価統計】 国民の消費生活に必要な商品の小売価格やサービスの料金の動向の把握を目的とする、国の基幹統計。総務省が小売物価統計調査を行って作成する。[補説]消費者物価指数の作成や消費生活に関する経済施策の基礎資料として利用される。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「小売物価統計」の解説 小売物価統計 国民の消費生活上重要な商品の小売価格、サービス料金、家賃を把握するために総務省が毎月、全国規模で行う調査。1950年に開始され、2009年より基幹統計調査として実施されている。主要都市における物価の動向を明らかにする「動向編」と、地域別の価格水準や店舗形態による価格差を明らかにする「構造編」で構成される。調査地域から選定した店舗・事業所、世帯、旅館・ホテルを対象に訪問による聞き取りを行い、約550品目の商品価格やサービス料金、月額賃料、宿泊料金などを調査する。「動向編」は月1回と年1回(まとめ)、「構造編」は年1回調査結果が発表され、消費者物価指数の作成や年金の給付見直し、公共料金の上限値設定などの基礎資料として利用される。2019年2月、同統計を担当する大阪府の一部調査員が最大約2年にわたり店舗訪問を怠り、過去の価格を報告する不正を行っていたことが発覚した。 (2019-2-5) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報