小安い(読み)コヤスイ

デジタル大辞泉 「小安い」の意味・読み・例文・類語

こ‐やす・い【小安い】

[形]相場が下がり気味である。値上がりの勢いが止まっている。→小高い2

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精選版 日本国語大辞典 「小安い」の意味・読み・例文・類語

こ‐やす・い【小安】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 ( 「こ」は接頭語 )
  2. 少し安い。ちょっと安い。
  3. 手軽にできる。たやすい。
    1. [初出の実例]「コレ、銭貰(ぜにもら)ひをするよりは、小(コ)やすくも囲ひ者か、マア、向うに当てを拵らへるがよい」(出典:歌舞伎・色一座梅椿(1812)四幕)
  4. 相場取引で、相場が少し安い。⇔小高い
    1. [初出の実例]「土用入も無恙(つつがなし)と見てか一二の屈指手口より売始め小安(コヤス)く始まりしが」(出典:朝野新聞‐明治二五年(1892)七月二〇日)

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