小富士山(読み)こふじやま

日本歴史地名大系 「小富士山」の解説

小富士山
こふじやま

緒方おがた町と竹田市の境にある。標高四五六・七メートル。山名山容が富士山に似ていることから付けられたという(旧小富士村誌)

「豊後国志」によれば山上直入なおいり・大野両郡界をなし、松樹鬱蒼として岡藩主中川氏の墓所があると記す。寛政二年(一七九〇)五月二〇日六七歳で没した八代岡藩主中川久貞は、七月一八日遺命により城南小富士山に儒葬された。同四年五月二六日には久貞夫人鷲峯院の薙髪が小富士山に埋められ、石碑が建立された(中川氏年譜)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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