日本歴史地名大系 「小寺峯」の解説 小寺峯こでらみね 栃木県:宇都宮市宇都宮城下馬場町小寺峯[現在地名]宇都宮市馬場通り三丁目二荒山神社大鳥居の南、日野(ひの)町通の北にあった丘陵地帯。現在はまったくの平地となっている。文明九年(一四七七)正月一一日の宇都宮正綱の奥書のある日光山並当社縁起絵巻(愛媛県宇都宮神社蔵)によれば、文殊堂北に「小寺山」とあり、本社の相殿一〇社のなかに「小寺山宮」とみえる。小寺山宮は下(しも)ノ宮をさし、その丘陵を小寺山(峯)と称していたと思われる。「宇都宮故実抄」にも「小寺山」とみえる。二荒山神社の社伝によれば、当初同社は荒尾崎(あらおざき)に祀られ、のちに現在地に移したというので、荒尾崎が旧名とも思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by