小岩田村(読み)こいわだむら

日本歴史地名大系 「小岩田村」の解説

小岩田村
こいわだむら

[現在地名]江戸川北小岩きたこいわ四丁目・同六―八丁目

上小岩かみこいわ村の東に位置し、江戸川右岸に沿う。北は柴又しばまた(現葛飾区)、南は伊予田いよだ村、東は江戸川を隔て国府台こうのだい(現千葉県市川市)。南西部を佐倉道が通る。正徳三年(一七一三)には慈恩じおん(現埼玉県岩槻市)に至る道(通称岩槻道)道標(石造地蔵菩薩立像)が佐倉道との分岐点に建てられた。田園簿に小岩新田とみえ、田四三五石余・畑二〇〇石余、ほかに野銭永六八二文。


小岩田村
こいわたむら

[現在地名]土浦市小岩田東こいわたひがし一―二丁目・小岩田西こいわたにし一―二丁目

大岩田おおいわた村の西に位置する。江戸初期に土浦藩領となり、慶安三年(一六五〇)朽木稙綱によって地詰検地が実施された(「県方集覧」酒井泉氏蔵)。慶応元年(一八六五)作製の小岩田村絵図(国立史料館蔵)には田に早・中・晩稲田と記され、中・晩稲田がやや多い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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