20世紀日本人名事典 「小島貞二」の解説
小島 貞二
コジマ テイジ
昭和・平成期の演芸評論家,相撲評論家,放送作家 国立劇場演芸場運営委員;有遊会(笑文芸研究会)代表。
- 生年
- 大正8(1919)年3月21日
- 没年
- 平成15(2003)年6月24日
- 出生地
- 愛知県豊橋市
- 別名
- 筆名=大須 猛三
- 学歴〔年〕
- 豊橋中(現・時習館高)〔昭和11年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 日本民間放送連盟賞金賞(娯楽部門)〔昭和46年〕「勲章太鼓」(ニッポン放送),豊橋文化振興特別賞〔平成2年〕
- 経歴
- 旧制中学卒業後、漫画家をめざして上京するが、身の丈6尺という長身を買われて昭和13年出羽海部屋へ入門。引退後、「野球界」編集部に入り、戦後は東京日日新聞記者を経て、民放開局とともに放送作家(演芸作家)に転身。コロムビア・トップ・ライトの人気番組「起きぬけ漫才」の台本を10年以上書き、トップ・ライトを育てた。演芸評論家、相撲評論家としても活躍し、「相撲史うらおもて」「これが志ん生だ!」「力士雷電」「決定版快楽亭ブラック伝」「漫才世相史」「落語三百年」など150冊余りの著作を著した。また国立劇場演芸場運営委員も務めた。他の著書に「日本プロレス風雲録」「こども古典落語」「雷電為右衛門」「びんぼう自慢」「定本・艶笑落語」や自伝「あるフンドシかつぎ一代記」など多数。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報