転身(読み)てんしん

精選版 日本国語大辞典 「転身」の意味・読み・例文・類語

てん‐しん【転身】

〘名〙
① 身をかわすこと。身を転じること。体の向きをかえること。
正法眼蔵(1231‐53)看経施主の拝をはりて、施主みぎに転身して」 〔陳後主‐舞媚娘楽府〕
身分職業主義・生活などを変えること。転向
普賢(1936)〈石川淳〉一一「頭上に垂れさがるその転身の枝に飛びつかうとあせりながら」
③ からだや姿を他のものに変えること。変身
変形譚(1946)〈花田清輝〉「アープレーイウスは、驢馬に転身したルーキオスの冒険について物語ってゐる」

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デジタル大辞泉 「転身」の意味・読み・例文・類語

てん‐しん【転身】

[名](スル)
身をかわすこと。からだの向きを変えること。
主義または職業・身分などを変えること。「教員から実業家転身する」
[類語]転換転向変節

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「転身」の読み・字形・画数・意味

【転身】てんしん

向きかえ。

字通「転」の項目を見る

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