小川通
おがわどおり
西洞院通と油小路通の間にあり、豊臣秀吉による京都市街改造後に開かれた。「こかわ」「こがわ」とも称す。北は寺之内通から南は錦小路までを貫通。一度途切れて高辻通以南は天使突抜通とよばれる。この通りの上立売通以南一条通以北の西側に堀川に流れこむ小川が流れていたことによる命名。
この小川に沿っては中世に既に道があったらしく、「徒然草」八九段には「何阿弥陀仏とかや、連歌しける法師の(中略)夜更くるまで連歌して、たゞひとり帰りけるに、小川の端にて」当時有名であった怪物「猫また」に会う話が載る。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 