小張城跡(読み)おばりじようあと

日本歴史地名大系 「小張城跡」の解説

小張城跡
おばりじようあと

[現在地名]伊奈村小張 城山

御殿址ごてんあとと称する小台地に所在。小田氏家臣只越全久の築城になる戦国期の城館跡。天正一四年(一五八六)下妻城主多賀谷重経の攻略を受けて落城し、多賀谷氏の支配下に入った(筑波郡郷土史)。慶長七年(一六〇二)に多賀谷氏が下妻を去り、翌年には松下重綱が遠江久野から入封し、一万六千石の小張藩が成立。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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