精選版 日本国語大辞典 「小手毬」の意味・読み・例文・類語
こ‐でまり【小手毬】
〘名〙
① バラ科の落葉小低木。中国原産で、古くに渡来し観賞用に庭園に植えられる。幹は高さ一~二メートル、枝は細く先端は傾垂する。葉は互生し長さ三センチメートルぐらいの長楕円形で先端はとがり、上半部の縁にはするどい鋸歯(きょし)がある。春、枝先に小さな白い五弁花が毬状に密に集まって咲く。すずかけ。《季・春》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕
② 糸でかがった小さい手まり。
※石上露子集(1959)〈石上露子〉「かがるべき色絲しらず小手毬の白さに足れる春のままし児」
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