小拍子(読み)コビョウシ

デジタル大辞泉 「小拍子」の意味・読み・例文・類語

こ‐びょうし〔‐ビヤウシ〕【小拍子】

小刻みにとる拍子
小ぶりの拍子木上方落語で用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「小拍子」の意味・読み・例文・類語

こ‐びょうし‥ビャウシ【小拍子】

  1. 〘 名詞 〙 小刻みにとる拍子。田楽能楽などの拍子の一種をいう。
    1. [初出の実例]「虎皮の連貫(つらぬき)を蹴開き、小拍子(コビャウシ)に懸て、紅緑のそり橋を斜に踏で出でたりけるが」(出典太平記(14C後)二七)

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世界大百科事典(旧版)内の小拍子の言及

【拍子】より

…たとえば四拍子は,4小節で1周期ということで,太鼓の雄桴はその第4小節の第1拍で打たれる。ただし,小節という語は雅楽では用いず,楽譜で小さな点で表記するところから小拍子(こびようし)といっている。神楽歌には,閑拍子(しずびようし),揚拍子(あげびようし)という対概念があり,唐楽などの序拍子,楽拍子にあたるが,神楽の場合は,同一詞章,同一旋律骨格による閑拍子・揚拍子の一対を続けて演唱する点に特色がある。…

※「小拍子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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