上方落語(読み)カミガタラクゴ

共同通信ニュース用語解説 「上方落語」の解説

上方落語

江戸中期が起源とされる。戦後落語家が激減し、1957年に上方落語協会が発足した際は会員18人、名誉会員5人だった。2006年、「天満天神繁昌亭てんまてんじんはんじょうてい」が大阪の落語定席として約60年ぶりに開場したことなどで人気に弾みがついた。同協会によると、21年7月現在、所属する落語家は約250人。

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精選版 日本国語大辞典 「上方落語」の意味・読み・例文・類語

かみがた‐らくご【上方落語】

  1. 〘 名詞 〙 京阪の落語家が初演した、上方色の豊かな落語。見台を前にして、小拍子を鳴らし、鳴り物を入れる演出法もある。大阪落語。上方咄(かみがたばなし)
    1. [初出の実例]「漫才ばかりをかわいがって、上方(カミガタ)落語というものを、とうとう、全滅寸前にまで追い込んだ」(出典巷談本牧亭(1964)〈安藤鶴夫甘酒)

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知恵蔵 「上方落語」の解説

上方落語

江戸落語」のページをご覧ください。

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改訂新版 世界大百科事典 「上方落語」の意味・わかりやすい解説

上方落語 (かみがたらくご)

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世界大百科事典(旧版)内の上方落語の言及

【落語】より

…露の五郎兵衛は《露がはなし》《露新軽口ばなし》など6部の咄本を残し,現在の落語の原型も多い。米沢彦八は五郎兵衛以後の上方落語界の中心になり,その咄には現在口演されるものも多い。大坂では辻咄をする者の異名を〈彦八〉と称したほど有名だった。…

※「上方落語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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