小揚の者(読み)こあげのもの

精選版 日本国語大辞典 「小揚の者」の意味・読み・例文・類語

こあげ【小揚】 の 者(もの)

  1. 荷物運搬に従事した人夫。また、駕籠かきなどの人夫をもいう。小揚
    1. [初出の実例]「末の女良(じょらう)が、小揚者(コアゲノモノ)と念比(ねんごろ)しやうとも」(出典浮世草子・好色二代男(1684)七)
  2. 徳川幕府がその直領地からの年貢米などを、浅草御蔵、大坂御蔵、二条御蔵などに収納する際、陸揚げや米の計量などに従事した人夫。小揚者。小揚。
    1. [初出の実例]「八幡で大喧嘩があって小揚の者をぶったがはしまりで」(出典:夢酔独言(1843))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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