小新屋村(読み)こにやむら

日本歴史地名大系 「小新屋村」の解説

小新屋村
こにやむら

[現在地名]山南町小新屋

東はかじ村と境を接し、南の石金いしがね山を越えると播磨国多可たか西安田にしやすだ(現中町)に通じる。三方を山に囲まれた谷中集落であり、四条の谷川が小新屋川となって北流し、北の和田わだ村内で牧山まきやま川に合流する。石金山頂から高砂浦や淡路島が眺望できるという(丹波志)。慶長三年(一五九八)織田信包(柏原藩)領となる。正保郷帳に村名がみえ田高一九二石余・畠高六八石余、柴山・林・日損あり、水損少しあり。柏原藩領。慶安三年(一六五〇)幕府領、天和二年(一六八二)旗本水野(享保一〇年安房北条藩、文政一〇年上総鶴牧藩)領となり、幕末に至る(鶴牧藩大概帳など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android