小松原浦(読み)こまつばらうら

日本歴史地名大系 「小松原浦」の解説

小松原浦
こまつばらうら

[現在地名]加世田市小湊

加世田郷の浦の一つ(「薩藩政要録」など)。現在の流路と異なる万之瀬まのせ川が海に注ぐ河口近く、同川左岸の小湊こみなと村のうちにあり、東に唐仁原とうじんばら村の大崎おおさき浦が続く。一六二一年成立の「武備志」の日本図に「小松原」とみえ、明国からも注目されていた。伊能忠敬の「九州東海辺沿海村順」によると、小湊村の家数六一三、うち小松原村二六・小松原浦二一四とある。加世田名勝志では竈数二〇七(郷士二九・社人二・浦人一八五・御口之者一、合計合わず)・人躰一千二一四(郷士一五三・社人八・浦人一千四九・御口之者四)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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