小江本村(読み)こえもとむら

日本歴史地名大系 「小江本村」の解説

小江本村
こえもとむら

[現在地名]長柄町小榎本こえもと

徳増とくます村の東に位置する。小榎本ともみえる。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に小榎本村とあり、高一三〇石は幕末まで変わらない。正保国絵図では小江本とする。貞享四年(一六八七)検地が行われている(前田家文書)。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では家数一七で、旗本加藤領(同領で幕末に至る)。寛文一一年(一六七一)当時も加藤領で、村は年貢米を一六〇俵とすることを希望、延宝元年(一六七三)から同三年までは二二〇俵とするよう出願しており、元禄一三年(一七〇〇)から五ヵ年はやはり出願により定免納米高二〇〇俵としている(田辺家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android