小泉保(読み)こいずみほ

日本歴史地名大系 「小泉保」の解説

小泉保
こいずみほ

保内の地名に相河があり、近世西泉にしいずみ村の垣内相河あいこがその遺跡地と考えられ、同所一帯に比定される。京都北野社領。応永二六年(一四一九)富樫満春は「小泉保内田地拾町」を北野宮寺(北野社)に寄進している(「足利義持御判御教書」北野社家引付)。康正二年(一四五六)の「造内裏段銭并国役引付」によれば北野本所妙蔵院が当保段銭一貫文を納めている。長禄二年(一四五八)四月南加賀半国守護富樫泰高に対し、当保ほか北野社領の同社松梅院代禅親への還補が命じられた(同月一六日「足利義政御判御教書」北野神社古文書、同月二〇日「細川勝元施行状案」北野社家引付)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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