日本歴史地名大系 「小淀川村」の解説 小淀川村こよどかわむら 山形県:鶴岡市青竜寺川・内川流域地区小淀川村[現在地名]鶴岡市小淀川・淀川町(よどかわまち)・道田町(みちだまち)・大西町(おおにしまち)布目(ぬのめ)村の南にある。和銅年間(七〇八―七一五)に近江国から移住した人々により開かれたと伝える(「白鬚神社由来記」大泉村史)。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録に淀河村とあり高二一〇石余。同年の庄内寺社領目録によれば羽黒山領一石余・金峯(きんぼう)領七斗余があった。寛永元年庄内高辻帳には小淀河村とみえ高三二五石余。正保郷帳では田三四四石余・畑七〇石余、社領二石余、新田がある。弍郡詳記では四四三石余、免五ツ七分二厘、家数一六。小名真木(まぎ)ノ目(め)が記される。用水は青竜寺川支堰の寺田(てらだ)堰・新町(しんまち)堰に依存(享保一七年「熊出川用水組合高之覚」二口文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報