皇大神社(読み)こうたいじんじや

日本歴史地名大系 「皇大神社」の解説

皇大神社
こうたいじんじや

[現在地名]大江町字内宮

内宮ないく集落の北方、みや山に鎮座。正面に本殿両側に脇宮二社が祀られ、境内の周囲に七九社の小祠が並ぶ。本殿と脇宮の間に竜灯の杉とよぶ古木がある。鳥居は黒木で、京都嵯峨野さがの野々宮ののみや神社(現京都市右京区)以外には例がない。境内に和泉式部塚といわれる塔がある。原生林の下をくぐる参道に沿って麻呂子親王お手植の杉と称する古木が三本並ぶが、うち一本は台風のため倒れ、切株のみを残している。

皇大神社
こうたいじんじや

[現在地名]菟田野町大字平井小字堂願寺

平井ひらいの北西隅に鎮座。祭神天照あまてらす大神・高御皇産霊たかみむすび神・天児屋根あめのこやね命。旧村社。社殿は神明造三間社・檜皮葺。鎮座地堂願寺どうがんじには同名の寺院があったと思われるが、関係など不詳。境内には御井みい神社と石神いしがみ神社が鎮座する。御井神社はもと小字やすにあったが近年合祀され祭神は木俣きのまた神で御井神ともいう。「延喜式」神名帳宇陀うだ郡に「御井神社」がみえるが、現奈良県榛原はいばら檜牧ひのまきにも同名社がある。

皇大神社
こうたいじんじや

[現在地名]川西町上小松

上小松かみこまつ新倉しんぐらにあり、祭神は天照皇大神・豊受大神。旧村社。上小松村の肝煎を勤め、宝暦年中(一七五一―六四)に周辺二六ヵ村の大肝煎を命じられた佐藤作兵衛の覚書(蔵田文書)によると、寛文八年(一六六八)上小松村有志が神明遥拝所を建てており、これが当社創建の始まりで、神社としたのは宝暦年間と伝える。当地方では伊勢神宮の御師三日市太夫次郎配下の御師が、毎年神宮の御札を頒布しており、御師を伊勢家、または三日市他屋とよんでいた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「皇大神社」の解説

皇大神社

京都府福知山市にある神社。元伊勢の伝承が残る神社の一つで「元伊勢内宮」とも呼ばれる。祭神は天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

事典・日本の観光資源 「皇大神社」の解説

皇大神社

(長野県上高井郡小布施町)
信州の神社百選指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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