小烏馬場(読み)こがらすばば

日本歴史地名大系 「小烏馬場」の解説

小烏馬場
こがらすばば

[現在地名]中央区天神てんじん二丁目

東小姓ひがしこしよう町の東に筋違いで続く東西の通りの両側町。福岡博多近隣古図に「小烏ノ馬場 九十六間半」とあり、北は薬研やげん丁、南は薬院やくいん川に臨み、町の東端突当りに警固けご(現警固神社)と摂社小烏大明神がある。警固宮の地にはかつて薬院村の産土神小烏大明神があり、隣接地は馬場であったという。黒田長政は福岡築城の際に警固宮を下警固村の山上に移し、さらに慶長一三年(一六〇八)小烏大明神の鎮座地に遷座させ、同社を合祀したのが町名の由来となったという(「続風土記」など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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