知徳(読み)チトク

デジタル大辞泉 「知徳」の意味・読み・例文・類語

ち‐とく【知徳/×智徳】

知恵人徳学識徳行。「―をそなえる」
智徳仏語。仏の三徳の一。仏が智慧ちえによって一切のものを照らし見通す徳。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「知徳」の意味・読み・例文・類語

ち‐とく【知徳・智徳】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 知と徳。知恵と徳行。知識と道徳。また、それらの備わった人。
    1. [初出の実例]「勅、故大僧正行基法師、戒行具足、智徳兼備」(出典:続日本紀‐宝亀四年(773)一一月辛卯)
    2. 「此の智徳(チとく)達は皆法皇の御外戚」(出典:延慶本平家(1309‐10)一本)
  3. 仏語。仏の三徳の一つ。仏が智慧によって一切のものを照らし見とおす、その徳。〔法華義疏(7C前)〕

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