小白石村(読み)こじらいしむら

日本歴史地名大系 「小白石村」の解説

小白石村
こじらいしむら

[現在地名]小杉町白石しらいししも八講開はつこうびらき

鷲塚わしづか村の北、鍛治かじ(新堀川)左岸に位置し、対岸大白石おおしらいし(現下村)中世には倉垣くらがき庄に属し、文明一五年(一四八三)と推定される一〇月六日の伝奏葉室親継書状(親長卿記別記)に白石名がみえる。寛永九年(一六三二)からうしくび用水が開削されたが、当村も用水利用権を有し、同一〇年四月の牛ヶ首用水在々水割帳(牛ヶ首用水土地改良区蔵)や同年一〇月の牛ヶ首用水管理約定書(同文書)などに村名がみえる。取水樋の大きさは横四寸・縦三寸八分三厘であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android