小種村(読み)こたねむら

日本歴史地名大系 「小種村」の解説

小種村
こたねむら

[現在地名]協和町小種

よど川が雄物川に注ぐ地点の東南、雄物川沿いの村。北は下淀川しもよどかわ村で、他の三方は雄物川に接する。

天正一八年(一五九〇)の「仙北御在城之節御支配、仙北領村付帳の写」(色部文書)に「こたね村」とあるのはこの村と推定される。「奥羽永慶軍記」に「小種と申所ニ秋田衆御座候由」などとある。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図では四三〇石とある。宝永二年(一七〇五)の仙北郡村々御黒印高帳(秋田県庁蔵)では小種土淵こたねつちぶち村とあり、本田高四一六石余、新田高二一〇石余、合計高六二七石余(当高五四八石余)とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android