小稲葉村(読み)こいなばむら

日本歴史地名大系 「小稲葉村」の解説

小稲葉村
こいなばむら

[現在地名]伊勢原市小稲葉

東境をたま川、中央をうた川が流れ、北は下落合しもおちあい村、西は上谷かみや村に接する。小田原衆所領役帳には伊東九郎五郎「卅貫文 中郡小稲葉新田」、太田源五郎「弐百貫文 小稲葉」とある。北条氏の奉行衆笠原康明は当地にある伊東太郎兵衛の私領三〇貫目のうち一〇貫六〇〇文の土地を買得、天正五年(一五七七)五月四日の北条家朱印状(県史三)で伊東に対する諸役を条件にこれを安堵されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android